SEVEN宮崎船長ブログ

自分の”オリジナルフック“を作ってみたくない?


多くの釣り人と同様に、もっと釣るにはどうするか?
僕も悩む

今日は少し深い、面白い事を書いてみようと思っった。

僕の趣味の海中生活の一部である”素潜りで魚突き“
が僕の釣りの道具を作る基本になってる。

これは少数派だと思った事。

僕の生活と興味は魚が好きで魚釣りは幼少からだけど魚が僕の
生活の基本になってる事を、この歳になって改めて感じる。

現在は釣具を作る世界に足を突っ込んでいるが、以前の釣り人として
思ってた釣具業界のイメージは少し違ってる。
釣り人時代に思ってたのは釣具を製作する人間は
魚の生活が手に取る様にわかってて、それを踏まえて道具を
作る事が仕事だと思ってたけど、実際はあまりそんな事は無くて
ほぼ想像で作ってみて、その道具が釣れるかは釣ってみて結果を見て
調整に入り、より良い物を作り出す事が多いと言う事だった。

それを行うには沢山の試作、使ってみたデータが必要で、多くの人を使い、
そのデータも詳しく正確でないと意味がない物になってしまう。
これは大変…

僕には無理。

でも、僕には特殊能力とも言える、”潜って魚と対話出来る能力“が
備わってたんだ、偶然に。

僕は頭がおかしい、かなり変わってる自覚も有る。
頭の中は常に今まで見てきた実際の海中の風景が
映画の画面を見るように流れてる。

最近は少し、少なくなったけど、眠ってる時の夢が素潜り最中の出来事
が多くて、息を止めて魚の動きを読んでると、息を止めてる時間
で無呼吸になって布団の中で溺れ死にそうになって飛び起きる事が多かった。
バカでしょ。(笑)
ちなみに僕は落ち着いた時は4分半の息を止めている事が出来る。

魚の気持ちを読む。
どこで魚の心を読むかと言うと海中の雰囲気と目の動き
これが読めないと魚は突けない。
これは魚突きの基本であり、魚が今、ビビってるのか近づこうとしてるのか、
エサに執着してるのか、…

岩の周りを囲む様にユックリ泳ぐアジ、
その少し上に群れるキビナゴ
左手からユックリ巡回するヒラマサ、。。
大型の鯛はヒラマサの直ぐ下の棚に悠々と巡回…。

この風景は僕が良く潜る実際の海中風景だけど
本当に状況の良いポイントには沢山の餌と、それをいつでも
食べる事の出来る状態の捕食者が居る。
捕食者は常に食べ物の近くでいつでもお腹の空いた時、
気分のむいた時に襲える状態で生活してる。

僕が狙うのはこの中の大型の捕食者だけど、魚の行動を観察出来て
魚種ごとの性格を理解出来る様になると魚突きは一気に向上する。

じゃあ、そこにタイラバか、もしくはジグを落とすとどうなるか。…

そう思いながらその場面に合わせる物を欲しくなる。

釣具屋さんで思い描く自分の釣りに合った物を探して釣具屋さんを
目がうつろで、ウロウロして長時間を過ごす事が多い。(笑)

それでも思う部品、道具がシックリ来ない時は自分で作るしか無い。

写真のフッキング風景を見て欲しい。
タイラバがルアーである事を強く感じる。
3本もフックがある中で一本も口の中に掛かって無いのは
鯛の性格で有り、頭の良さでもある、”好奇心“ が大きく関わってる。
これは鯛の頭の中はエサなのか?”疑心暗鬼“と”興味“、好奇心が
めぐりに巡り、結果、人間で言う“触ってみる”
“確認行動” を取っている。

その結果食べる事とは違い、疑いなく一気に口の中には押し込まないので
“外掛かり” が多発する。

多発するならそれを利用せねば勿体無い。
最初はタイラバは2本のフックシステムだったけど、僕はは3本が主流に
なった。
今後も3本フックシステムがタイラバの主流になって来ると思う。



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Akira Miyazaki Profile

船長:宮崎 晃(ミヤザキ アキラ)

昭和43年生まれ。魚店から潜水士を経てルアーガイド船「ガイドサービス セブン」の船長となる。星座(魚座)まで、人生全てを魚と水に関わる人間。趣味は、釣りと素潜りによる魚突き。素で潜る時はアザラシ並みの水深30mまで潜ります。